「僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない」とはポール・ニザンの『アデンアラビア』冒頭の名文句です。名文句の次は「何もかもが若者を破滅させようとしている。恋、思想、家族を失うこと、大人たちのなかに入ること。こ …

「僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない」とはポール・ニザンの『アデンアラビア』冒頭の名文句です。名文句の次は「何もかもが若者を破滅させようとしている。恋、思想、家族を失うこと、大人たちのなかに入ること。こ …
5000万の患者より150万の危篤患者
エ!京都病の人が入院する病院に倒産の危機ですって。
あなたの診断結果は?
「されど」である。文章の頭に「されど」が来るのは間違っているに違いない。「たかが何々、されど何々」と「たかが」が先にこなければならない。それがなければ「されど」だけでは用はなさない。しかし、どうしても「たかが」と言いたくないのである。「たかが何々」の「何々」に今回入る言葉は、「鉄道模型」である。やっぱり「たかが」じゃないか、という声を何が打ち消すのだろうか。その規模が日本最大級だからだろうか。開店に間に合わすために店長が徹夜続きで創ったという見事なジオラマだからだろうか。店全体が鉄道好きの客を精一杯喜ばせるためにサービスしているせいだろうか。
「僕は見た 狂気によって破壊された僕の世代の最良の精神達を 飢え 苛立ち 裸で夜明けの黒人街を一服の薬(ヤク)を求めて のろのろと歩いていくの を」という冒頭で始まるのは、アメリカの詩人アレン・ギンスバーグの『吠える』です。後にヒッピーたち …
~死ぬまで患う悪性腫瘍~
病気は早期発見、初期治療。しかし手遅れかも!
まず、機嫌がいいと「どすえ」などと言っている間は、たわいないもので、病気とは言えません。ただし京都症候群の予備軍の可能性がありますから、その種のなんでもない癖から直しておくべきです。
ノーマン・カズンズの『笑いと治癒力』、日本では伊丹仁朗医師などが先駆者で、筑波大学名誉教授村上和雄先生も注目されているように、笑いは医学的に優れた治癒効果を持っていることは知られています。ならば、京都を訪れる京都症候群の人々も、それを受ける経済的に重症の京都も笑って治癒できるものなら、笑い飛ばしてはいかがでしょうか?
以下、京都についての川柳もどきものを幾つか。笑えれば相当に京都通。蛇足ながら何故おかしいか解説をします。京都特有のことを取り上げることが多いからです。