原発を推進するために、テレビCMをはじめ、ありとあらゆる手段を使ってきた。そして、反対派共産党、賛成派自民党と言う二分法で、原発の真の恐怖を、政治的な立場で隠蔽することにも躍起だった。さらに悲しいことには、反対派を圧殺するために、人間とは思えないような仕打ちをしてきた。その現場を京都府丹後半島で見てきた。にもかかわらず、人間の叡智が丹後半島に原発を作ることを止めた。
原発問題は、政治的な立場ではない。地球と言う、あるいは日本列島と言う私たちが生きさせていただいている場を、生きている一生から言えば、ほぼ永遠と言う時間スケールで汚染してしまっていいのか、という問題である。