激変する世界に向けて1200年生き延びてきたKYOTOから生き延びる智慧とヒントを発信

以下、京都についての川柳もどきものを幾つか。

笑えれば相当に京都通。
蛇足ながら何故おかしいか解説をします。
京都特有のことを取り上げることが多いからです。

では、笑って笑って。

京都は映画の発祥の地で、撮影所が隆盛した町だったが、劇場用映画の製作数は極端に減った。しかし、代わりにドラマの数は急激に増えた。特にサスペンスはやたらと多い。理由はいろいろあり、やはり映画の都で制作に都合がいいこと、京都出身、あるは在住の作家がいらっしゃること、ロケ地にことかかないこと、ドラマのストーリーと共に名所旧跡など京都を楽しめることなどなど。ご覧になったことのない方、一度ご覧いただいて、その理由を教えてください。

雛祭(ひなまつ)りのお雛様は、最上段に、天皇・皇后を表す男雛・女雛が並ぶが、この位置が関東をはじめ全国の多くの土地では、男雛が向かって左、女雛を向かって右に飾る。
明治時代までは、左側、向かって右が高い位置を表したので、男雛が向かって右、女雛が向かって左に並べていた。しかし、明治時代の文明開化で天皇・皇后の並び方を西洋式にしたので、それに習って雛人形も男雛を向かって左、女雛を向かって右に飾るようになった。せめて雛祭りの男雛ぐらい向かって右に置けと叫ぶ恐妻家の夫だが・・・

ちなみに男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼ぶが、これは童謡『うれしいひなまつり』の歌詞が一般化したもので、本来は、「男雛」と「女雛」の一対を指し、『広辞苑』にも「内裏雛」は「天皇・皇后の姿をかたどって作った男女一対の人形」とある。

あまりにも有名な鞍馬寺であるから、地下鉄鞍馬口駅と言われると、ついつい鞍馬寺の近くかと思いがちで、しばしば鞍馬寺と勘違いされるが、鞍馬口駅は、今出川駅と北大路駅の間で、京都のど真ん中。鞍馬寺は直線距離で一〇キロ北へ。鞍馬口駅にも、また車内アナウンスでも、「貴船・鞍馬方面へは、国際会館駅まで御乗車下さい」と案内する。なぜそんなややこしい名前かと言えば、口とは、京につながる街道の代表的な出入り口で、ここから鞍馬にいけますよ、という意味。そんな口は、京の七口と総称されるように沢山ある。しかし、その場所と名称は資料によって違い、定まってはいないと言う。御乗り間違いのないようにお願いします。出発進行・・・・

かばん屋さんのお家騒動が一時マスコミを賑わしたが、京都は長い歴史と伝統を誇るまちだが、そのために、本家争いや、元祖争いなどを時々聞く。門前の団子屋さん、冬の風物詩の大根炊き、それに京都を代表する和菓子など。いずれにしてもどちらも立派に長い歴史と伝統のものばかり。京都のためにも仲良う頑張っておくれやす。

鰊(にしん)と言う魚、海流や海水温の変化や乱獲などが原因で、最盛期百万トンもあった漁獲高が、なんと百トンにまで激減し、ロシアやカナダから輸入しないといけなくなるほど貴重な魚となったが、決して高級魚ではなかった。しかし、海から遠い京都のような場所では、干物にした身欠(みが)き鰊は重要な食材だった。その鰊を鰊そばという一級の名品に作った松葉さんによれば、「明治十五年二代目松野与三吉」さんが発案したと言う。北大路魯山人が「煮たもの焼いたものはさほどでもないが、乾物を水でもどしたものを上手く料理すると美味しくなる」と言った通りの美味な京都名物になった。鰊そばに舌鼓を打って、新たな発案、発見、発明、創造などしてみたいものである。それこそ京の伝統どす。

京都の国際化ということが叫ばれて久しい。かつては「国際化」をテーマにしたシンポジウムや番組を構成させてもらったものだが、当時、シンポジウムで、ある著名な大学教授は、「京都に赴任して一〇年以上たつが、いまだ京都に慣れない、国際化を叫ぶ前に国内化が先ではないか」と基調演説をされた。その後、中国人観光客が押し寄せていることぐらいで、国際化が進んだとも思えない。都道府県の中で珍しく飛行場の無い場所になってしまった古都京都の国際化の道はいかに。

既にこのウェブサイトの朧谷壽先生の名講義でもお聞きになったように、紫式部は決して美人ではなかった。彼女が悪口を書いた清少納言の方がまだましだとおっしゃる。いずれにしても才女のブスさ加減、目糞鼻屎(くそ)を笑う類か。

ちなみに批判した文章を『紫式部日記』渋谷栄一訳で紹介しておけば、「清少納言は、実に得意顔に偉そうにしていた人です。あれほど賢がって、漢字を書き散らしています程度も、よく見れば、まだとても未熟な点が多くあります。このように、他人とは違おうとばかり思っている人は、かならず見劣りがし、先行きは悪くなっていくことばかりですから、思わせぶりの振る舞いが身についてしまった人は、ひどく無風流でつまらい時でも、しみじみと情趣にひたったり、また興趣深いことを見過ごすまいとしているうちに、自然とその折に適切ではない軽薄な振る舞いになるものです。そのように実意のない態度が身についてしまった人の行く末が、どうして良いことがありましょうか」

北山鹿苑寺(ほくざんろくおんじ)が金閣寺の正式名称。一九二九年昭和四年の国宝保存法施行に伴い国宝に指定されたが、一九五〇年七月二日未明、学僧林承賢の放火によって炎上。これによって国宝金閣は全焼。その後、一九五五年昭和三〇年再建。消失直前の金閣はほとんど金箔の剥げ落ちた簡素な風情だったが、創建当時の姿に復元され、現在のように金色に光る豪華なものになった。しかし国宝には指定されず、世界文化遺産には一九九四年指定された。

京都は盆地のうえに北から南に下がるなだらかな傾斜の町である。鞍馬寺の入り口は標高二五〇メートル、北山の深泥池(みぞろがいけ)で七五メートル、JR京都駅より南の東寺は二四メートルとかなりの標高差。冬の天気は日本海側の天気と太平洋側の天気が十数キロの距離で違ってくる。さらには市内がみぞれでも、嵐山は雪と、実に多彩な天候。それも冬の京都の面白さと思えば・・・

『トイレの神様』ではないけれど、掃除は大切な日課の行事。京都では自宅前を掃き清める習慣があり、それを「門掃き(かどばき)」と言い、地域の人々とのコミュニケーションのひとつになっていると言う。そしてある種決めごとのようなことがあり、お隣さんの前は全部を掃かない。せいぜい一尺程度隣の家に前に入った部分を掃くだけだと言う。全部掃除してしまうといやみな感じだし、全然掃除しないのも水臭いからだと言う。深入りをさけてお互いを尊重する狭い町に生きる京都人の知恵だそうだ。掃除ひとつにも難しいことで。

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[文: miya]

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