激変する世界に向けて1200年生き延びてきたKYOTOから生き延びる智慧とヒントを発信

ぐんと冷え込んできましたが、あの酷暑、今年の漢字も「暑」だそうですから、激暑の夏を思い出して、今年の夏の写真を見てもらいます。

これはアンニュイな午後ではないです。主人の写真が下手ですから足が写っていませんが、足も伸ばしています。何をしているか、と申しますと、避暑です。ソファーの背もたれの上は、頭上のクーラーからは直接風のあたらない絶好の場所だからです。本来人工の涼しさが駄目だった私たち猫もクーラーの部屋に入ってしまうていたらく。進化なのか退化なのか、ニャンとも言えませんが。

昔、油照りと表現された京の暑さよりはるかに高温で、亜熱帯化した激暑の夏、そして底冷えの京都と言う表現さえ凍らせるような寒い冬。この地球温暖化のせいかどうか、日本でも有数の激しい気候変動の京都でも、めげない人たちがいます。そう観光客の皆さんです。暑い夏も凍える冬も、観光地には必ずいらしています。

そのように京都を訪れる人の中に中原中也や富永太郎はいませんか?
「おそろしく暑い。外で一枚描いたきりへこたれてしまった」とは大正13年に詩人富永太郎が書いた手紙の一節。大正13年がどの程度暑かったかは分かりませんが、今ほどではなかったに違いありません。彼は京都に住んでいた若き中原中也を訪ねて、京都にやってきて住み、二人で暑さに負けない熱い情熱で京都を歌いました。

かつて中原や富永など熱い魂を持った若者を引き付けた京都ですが、そんな若者を引き付け、彼らの情熱にさらに油を注いで、夢を育める京都、そんな京都であってほしい、暑さ倍増、寒さ倍増、訪れる人倍増の京都で、そう祈りたいと思います。寝ながらで恐縮ですが「暑」を見ながらつい・・・。

京猫菫日記006

[文・写真:miya]

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