激変する世界に向けて1200年生き延びてきたKYOTOから生き延びる智慧とヒントを発信

 「メディアは人民の味方となる」と言うようなことを書いたのは、ご主人さまが若い頃に読んだ、ドイツの詩人にして批評家のハンス・マグヌス・エンツェンスベルガーで、それが『政治と犯罪』だったか、『現代の詩と政治』だったか、いずれにしても1960年台の出版物だからはっきりしないそうです。彼がその頃に例に挙げたことは、アフリカの独裁者が自分の演説を聞かせるために、国民の全てにラジオを配ったところ、人々は隣国の放送しか聞かずに、革命に成功して、独裁者を追い出したと言う話しでした。ラジオと言うメディアでもそんな力があったのですから、インターネットや携帯電話などの新しいメディアの力たるや比較にならないでしょうが、アラブ諸国の独裁者が手を焼き、世界で人口の最も多い国の支配者もそれを支配下に置きたいとやきもきしているそうです。

 チュニジアのベンアリ前政権は、「情報先進国」を目指してネット普及に努めていましたが、情勢が悪くなるとサイトへの接続を遮断したそうです。ところが遮断解除の無料ソフトが出回って、情報が広まり、民衆蜂起となったそうです。

 このように、インターネットなどのメディアの発達で、独裁者の思い通りにいかないでしょうし、A国とB国の国の支配者の利益が違っても国民同士は同じだとわかるでしょうから、人間もやがてはみんな仲良くできるのだと思うのですが。

 ええ、猫の分際で何を偉そうに、とおっしゃるでしょうが、実は、私、時々ガラス戸の向うを通ったり、餌をねだったりする外の猫に激しい喧嘩をしてしまいます。そんな時、ご主人さまから一枚の写真を見せられました。それがこの写真です。

 この家では、野良猫に餌をやって手なずけ、それが馴れれば去勢や避妊の手術をして、家の中で飼ってあげるようにしています。前回、ちょっとはしたない格好で寝ていました姉ミルクさんもそうして飼ってもらうようになった猫です。ですから、時に多くの猫がやってくるようで、それでも餌をやり、馴らせて家で飼うというシステムは続いているようです。

 そんな大勢の野良猫が集まった日に、あまりに見事なので、ご主人さまが慌てて撮った写真だそうです。どうです、肌の色も目の色も違って、雄も雌もいるのですが、こんなに仲良くできるんです。ですから、写真を見せながら、ご主人さまが言った言葉にショックを受けました。

 「菫、あんたは人間か。無暗に喧嘩して。猫ならば猫らしく、この先輩諸猫のように仲良くしなさい」と言われました。だから、私はご主人さまに言われた言葉を皆さんにも申しあげます。「無暗に喧嘩しないで、野良猫さんに習って、こんな風に仲良くしてください」と。

【文・写真:miya】

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