激変する世界に向けて1200年生き延びてきたKYOTOから生き延びる智慧とヒントを発信

 情報鎖国病の日本と言うことが嘘でない証拠を幾つか挙げていくつもりが、緊急症状が現れたので、先にそれを点滴代わりに打ち込みます。
 
 そしてチュニジア、エジプトと続き、リビアが内戦状態になり、この文章も、ホームページにアップする頃には、古臭いものになるに違いありません。とは言え、情報洪水の中で、いかに情報鎖国かを嗅ぎ取る嗅覚のために時間のずれを承知で書きます。
 
 チュニジアで始まったアラブ諸国の政変が、単なる政権交代で終わらないことを祈るばかりですが、そのドミノ倒し現象のような動きの中で、「フェイスブックやツイッターなど、新たなインターネット・ツールを駆使して言論統制の壁を破ってきた」とはあっちこっちで報道されています。今、括弧の中に使わせてもらった言葉は、2月20日日曜日の午後9時から54分までのNHKスペシャル『ネットが〝革命 ″を起こした』からの引用です。
 
 詳しい検証は専門家にお任せするとして、内容で印象的だったことを拾っておくと、ムバラクがサーバーを遮断してネットを使えないようにした時に、グーグルが電話回線でネットを可能にしたことと、もうひとつ、謎のハッカー集団「アノニマス」ジプト政府関連ウェブサイトにDDoS アタック、ムバラク官邸サイト、内務省サイト及び通信技術省サイトがダウンしたことです。

 アラブ諸国のニュースを全部見ているわけではないが、アノニマスについてはあまり報道されていません。わずかに報道をしても、日本のメディアは「ハッカー集団」としか報道しません。諸外国での「アノニマス」についての情報とは比較にならないお粗末さです。

 では、「アノニマス」とは何か。その正確な情報を探そうとあっちこっち検索したが、正確な規定は見つかりません。あたりまえで、そもそもアノニマスそれ自体は、画像やコメントを投稿する時の匿名性を言い、本来「anonymous」と言う単語は「匿名の・名を明かさない・名の分からない」と言う意味だからです。

 では、あっちこっちの説明をまとめてみますと、「アノニマスは、インタネットの画像掲示板から発祥し、インターネット上の匿名掲示板のようなオンラインコミュニティの利用者を中心に構成される、祭り・抗議行動・DDoS攻撃・ハッキングといった行為を行う集団、またはそうした一連の活動を指すインターネットミームである」と。
 
 ドミノ倒しのようなアラブの動きを伝えるアラブ報道で、いかにも全部伝えているようなマスコミですが、アノニマスについては、どうもドミノの幾つかを抜いているような気がします。情報氾濫の中ですが、うっかりすると見落としますし、評価して自分達に都合のいい情報のみを選択し、貴重な情報を見落とすようにしているのでしょう。評価は情報が隠匿されたり歪曲されたりしないで全てさらけ出された上でのことで、次の段階のことですが、情報鎖国の国では、個々人の評価の前に勝手な情報を押しつけるきらいがあります。気をつけないと、「メディアは人民を解放する」と言うような意味のハンス・マグナス・エンチェンスベルガーの言葉が死にます。
 
 ついでに笑ってしまったのは、「遠く離れた日本でも無関係ではありません」というNHKスペシャルのラストコメントです。時間と空間が極限にまでゼロに近くなってきているインターネット・ツールの話をしていて、遠く離れた日本はないだろう、と思ったからですが、どう思われますか?

[文:miya]

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